「無駄遣い」だと感じるお金の使い方は人それぞれです。
しかし、多くの人ができるだけ出費を抑えようと努力しているのではないでしょうか。
特に最近は物価の上昇によって、今まで気にせず購入していたモノやサービスの必要性を見直したり、買い控えを検討したりする人も増えています。
今回は、無駄遣いが多い地域のランキングや、無駄遣いをしてしまう理由について調べてみました。
ほとんどの人が反省!無駄遣いNo.1エリアはどこ?
ソニー生命の調査によると、回答者の7割以上が「無駄遣いをしてしまったと感じる」と答えたそうです。
全国のエリア別に見てみると、地域によって1ヶ月の無駄遣い金額に差があることが分かりました。
最も金額が大きかったのが九州エリアに住む人の平均で、1ヶ月の家計のうち2万1917円が無駄遣いだったと回答しています。
最も金額が小さかったのは甲信越エリアで、1万2672円でした。
西日本で無駄遣い額が大きくなる傾向にあり、県民性にも関係していると考えられます。
どんなものに使ったら無駄遣い?変動費が節約のポイントに
「なくしたい無駄遣い」のアンケートでは、飲食費が55.1%と最も多くなりました。
続いて衣服費などアパレルの購入が26.7%、お酒やたばこなどの嗜好品の購入が20.7%、外食費やレジャー費用、趣味などに使う娯楽費が18.4%と多くなっています。
無駄遣いの代表的なものは変動費に分類されるものであり、月によって金額に大きな差が出ると考えられるでしょう。
固定費と比べてすぐに改善することが可能で、自分の心掛け次第で大きく節約できる可能性もあります。
無駄遣いの原因は?ショッピングが趣味の人はルールを決めよう
物価の上昇によって、外食を控えたり、趣味をやめたりする人も多くなりました。
我慢が限界を超えると、むしろ無駄遣いの金額が大きくなってしまうことがあります。
無駄遣いをしてしまう理由について調査すると、「ストレスが溜まっていたから」と回答した人も多くいました。
ストレスの原因はさまざまなものがありますが、買い物好きな人にとって「無駄遣いをしないようにする」ということ自体が大きなストレスになる可能性があるでしょう。
この場合、あらかじめ1ヶ月に使う「無駄遣い」の金額を決めておく方が得策です。
無駄遣いを一切しないようにするのではなく、「ここまでなら自由に買って良い」とルールを定めることで無理のない節約につながります。
無駄遣いの金額が大きいエリアでは、お祭りや飲み会が多い地域であることや、家族や仲間などコミュニティを大切にしている県民性が影響していると考えられます。
このような地域に住む人は、一年を通して出費が多くなる時期を把握し、使うべき時に備えて日々の節約を意識しましょう。