これからは投資の時代!?変わりつつある日本の財テク

日本人は投資をしている人が少ないといわれています。
お金を銀行に預けることしか知らない人も多く、親から「株だけはするな」と言われている人もいるでしょう。
しかし、若い人の間で投資に興味を持つ人や実際に投資を始める人が急増しています。
今回は、25~69歳で投資している人の割合を調べてみました。
昔と比べて、日本人の投資に対するイメージはどう変化しているのでしょうか。

2021年に急増!?若年層の投資デビューが要因か

25~69歳の男女で投資している人の割合を調べてみると、2009年には約17%の人しかいませんでした。
財テクといえば貯金が一般的で、株や投資信託は証券会社に勤める人や経済学部出身の人、会社経営者など投資に詳しい人だけが行うものでした。
また、勤務先から言われるがまま自社の株を購入している人も。
自ら勉強して投資しようとする人は、欧米に比べてほとんどいなかったことが分かります。
ところが2021年になると、約21%の人が投資を経験することになります。
特に増えたのが25~29歳の若年層です。
他の年代でも増えていますが、これが投資デビューではないかと思われる若者の割合が特に急増しています。

投資はギャンブル?貯金が一番だと言われていたけれど・・・

長い間日本では、お金を使わずに大切に取っておくのが一番良いことであり、投資をするのはギャンブルと同じような行為だと考えられてきました。
詐欺に遭ったり欲深くなって散財したり、投資には悪いイメージを持つ人も多いようです。
しかし、今は「投資をしなければ生活していけなくなるかも」と言われる時代になりました。
政府も個人が投資をすることをすすめており、貯金だけでは不十分だと明言しています。
他国に比べて日本では賃金が上がらないため、正社員として雇用されていても意味がないと感じる人もいるようです。
若者の中には、会社からの給料は期待できないと副業を始める人も。
投資に限らず、給料以外の収入を考えなければならない時代になっているのかもしれません。

投資人口はこれからも増える!興味がある若者も少なくない

投資している人が増えたといっても、欧米に比べればまだまだ一般的ではありません。
日本人のほとんどが未だ貯金が財テクの全てだと認識しているでしょう。
しかし、投資に興味がある人の割合を調べてみると、日本人の意識が変わりつつあることが分かります。
投資経験がないがいずれやってみたい、調べてみたいと思っている人は25~29歳で約30%いました。
現在投資をしている人の割合と合わせれば、約半数の人が投資に少なからず目を向けていることになりますね。
今後興味がある人が実際に投資を始めれば、日本の経済も変わってくるかもしれません。

投資は危ないから手を出さない方が良い・・・というのは昔の考え方ですが、リスクがあることは今も昔も変わりません。
「これからは投資の時代だ!」と慌てるのではなく、しっかり勉強して正しい知識を身につけていきたいですね。

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