NISAや株式投資などで資産運用を始める人も増えてきましたが、「期待していたほどの結果にならなかった」と途中で断念してしまう人も少なくありません。
もっと短期間で大きな利益を上げるには、暗号資産（仮想通貨）も投資の一つとして有効な方法です。
今回は、次世代の資産運用方法といわれる暗号資産（仮想通貨）投資について解説しましょう。
暗号資産（仮想通貨）とは？デジタル通貨に投資する方法
かつて「仮想通貨」という呼び名が一般的でしたが、日本では2020年の改正資金決済法施行により「暗号資産」という名称が正式なものとして定義されるようになりました。
暗号資産とはインターネット上で取引される財産的価値のことで、紙幣や通貨のような物質的な形を持たないデジタル通貨です。
また、円やドルのような国が保証する「法定通貨」とは異なり、国や金融機関に管理されず、取引に銀行などの第三者を介する必要がありません。
発行主体がない銘柄も多く、ネットワークの参加者同士で管理する「ブロックチェーン技術」によって成り立っています。
暗号資産は売買取引によってレートが決まり、法定通貨に比べて短期間で大きな価格変動が起きやすいという特徴があります。
価格の低い暗号資産を購入し、価格が上昇してから売却すると売買差益を手に入れることが可能です。
これが暗号資産投資の最も基本的なケースと考えられるでしょう。
預けるor貸す？暗号資産の稼ぎ方
暗号資産投資を始めるには、まず暗号資産取引を専門に行う取引所で口座開設しましょう。
貯金のように資産運用サービスに預けて利息を得る「ステーキング」、暗号資産を必要としている人に貸し出して貸借料を得る「レンディング」という方法で、暗号資産自体を増やすことも可能です。
特にステーキングでは従来の貯金と比べてはるかに高い利率が期待でき、DeFi（分散型金融）サービスを利用して効率的な資産運用をしている人も増えています。
どんな銘柄がある？ビットコインって？
暗号資産の種類は膨大で、日々新たな銘柄が生まれています。
ビットコイン（BTC）はすべての暗号資産の始祖であり、現在最も時価総額の高い銘柄です。
一部の国では証券会社で取引される上場投資信託（ETF）として承認されており、法定通貨に取って代わる存在になることが期待されています。
アメリカでは政府の戦略金にビットコインを導入する準備が進められ、無限にあるともいわれる暗号資産のなかで最も将来性の高い銘柄と考えられるでしょう。
その他にも、イーサリアム（ETH）やリップル（XRP）など新時代に有益な機能をもたらす暗号資産が多数発行されています。
それぞれのプロジェクトを精査し、将来性や期待度、信頼性を正しく評価することが投資を成功させる秘訣です。
新しく誕生した暗号資産は比較的低コストで入手でき、大きな注目を集めれば価格が急騰する可能性もあります。
ただしなかには詐欺コインも存在し、投資資金を持ち逃げされるおそれもあるので注意が必要です。
