新卒採用と中途採用とでは面接で聞かれる内容も企業が求める人材も違います。
転職においては、志望動機や職務歴のアピールが重要です。
ここでは、面接官に好印象を与える転職での志望動機の書き方について紹介します。
明確な転職・退職理由を考えておく
転職の志望動機では、転職を決めた理由や今後のキャリアアップについて考えておくことが大切です。
採用される人の多くは、退職理由が明確であり、新しい環境でチャレンジする気持ちに富んでいます。
単に「辞めたい」という勢いの退社ではなく、計画性を持った転職であるかどうかは志望動機から人事担当にも伝わるものです。
将来への展望を考えた転職ストーリーを作って、人事担当から共感を得るようにしましょう。
会社や仕事の魅力を伝える
志望動機を書く際は、業界や会社、仕事の魅力を書くようにします。
会社や仕事の魅力を伝えることで、面接官に本気で転職したいという意思を示せます。
・業界の魅力
将来性や社会性など、その業界に転職しよう思った理由や魅力を書きます。
企業サイトから得た情報でもいいですし、可能であれば実際に希望する業界で働いている人から話を聞いてみてもいいでしょう。
・会社
経営理念や価値観、方向性など会社を選ぶ時に感じた魅力を志望動機に書きます。
希望する企業の製品を使ったことがある場合は大きなアドバンテージとなるので、その時の体験や印象も記述するようにしましょう。
・仕事
求人票や会社の募集案内で感じたやりがいや転職後にしたいことなどを書きます。
必ずしも希望職種に配属されるとは限らないため、企業全体の職種に共通する魅力を伝えるといいかもしれません。
志望動機を書く時の注意点
1.志望動機と自己PRは分ける
よく志望動機と自己PRを一緒に書いている人がいますが、この2つは分けて書きましょう。
志望動機は「その会社を志望する理由」であり、自己PRは「自分がその会社で何をしたいか」を記述するものです。
両者を完全に区別ことが難しい場合もありますが、意識して分けるようにします。
2.競合の下調べ
情報収集が不足していると、志望動機を書く時に会社に感じた魅力を取り入れにくくなり、薄っぺらな内容になったり、情報の誤認で間違った情報を書いたりする可能性があります。
例えば、希望企業の強みと思っていたことが、実は他社の方が勝っていたというケースもあるので、ネット検索や業界の人に話を聞いて確実な情報を集めておきましょう。
よく考えられた志望動機であるかどうかは、文章の端々から人事担当に伝わります。
深く情報収集して会社のことを細かく把握できていれば、面接でも好印象につながりやすいでしょう。
ぜひ志望動機で、自分が会社にとって必要な人材であることを印象付けてください。