着付けをマスターしよう!いつでもどこでも着物が楽しめる

着物を自分で着たいと思ったことはありませんか?
お花見に行く時、花火大会に行く時、京都を散策する時・・・。
美容院で着付けしてもらったり、観光地の着付け体験を利用したりすると料金が高いこともあります。
自分で着付けができれば、いつでも気軽に着物を楽しめますね。
今回は、着物を趣味にしたい人のために自分でできる着付けの仕方をご紹介します。

小物を準備しよう!何が必要か事前にチェック

着物は、肌着や帯締め、ベルトなど多くのアイテムが必要です。
着物を着る日が決まったら、早めに必需品を揃えておきましょう。
長襦袢に半襟を取り付けるなど、作業が必要な場合もあります。
前日までには準備を整えておくのがおすすめです。
また、着付けをスタートしたら移動が難しくなるので、着付け前に手が届く場所に道具を揃えておくと良いですよ。

ヘアメイクするなら着物を着る前に!汚れないように注意

着物を着てからヘアメイクすると、着物が汚れてしまう可能性があります。
長襦袢の段階でヘアメイクを完了させておきましょう。
着物を着る時は汚れに十分注意し、ハンドクリームやオイルの使用は避けてください。

着付けの手順をシミュレーション!順番を守って着崩れを防ぐ

着物を着る時は、一番初めに足袋を履きましょう。
着物を着てからだと、かがんだり座ったりする時に着崩れしてしまいます。

①肌襦袢、長襦袢を着る

肌襦袢、長襦袢の順に羽織り、袖を通したら衿の先を持って中心を合わせましょう。
衿を後ろに握りこぶし1つ分引っ張り、うなじが見えるようにします。
これを「衣紋(えもん)を抜く」といいます。
衿の位置が決まったら、伊達締めやコーリンベルトで固定します。

②着物を羽織って背中の中央に合わせる

長襦袢の段階でしっかり形が整ったら着物を羽織り、肌襦袢・長襦袢と着物の袖を重ねるようにして片方ずつ通しましょう。
袖を通してから左右の衿を合わせ、背中の中心を決めます。
衿をクリップで止めるとずれにくいでしょう。

③裾を水平に前幅を決めて下前を巻く

中の縫い目と衿の生地の先端を持ち、裾が水平になるようにします。
この時、地面より少しだけ高い位置にするのがポイントです。
腰の位置に合わせて、先に上になる足元の生地(上前)の位置を決めます。
一度上前を広げ、下になる足元の生地(下前)をつま先が8cmくらい持ち上がるように巻きます。

④上前を巻いて腰ひもを締め、おはしょりを整える

つま先を4cmくらい持ち上げて上前を巻き、腰ひもを締めます。
腰回りの余った布(おはしょり)も整えましょう。

⑤背中の中心、衿、シワのチェックをしてコーリンベルトで固定

背中の中心や衿の位置を微調整し、シワが寄っていれば背中の縫い目を引っ張って伸ばしましょう。
コーリンベルトで衿を固定し、伊達締めをします。

⑥帯を締める

帯の締め方は様々な種類があります。
帯のデザインによっても締め方が違うので、調べてみてくださいね。

 

練習すれば、1人でも着物を着られるようになります。
しかし、用意する物や手順が少し難しく、独学では時間がかかるかもしれません。
着付け教室も各地で開催されているので、興味がある人は利用してみると良いでしょう。

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