毎日の生活に欠かせない「消費」は、時代や社会情勢によって大きく変化してきました。
総務省が実施している「家計調査」は、日本人の消費支出の実態を知る上で貴重なデータを提供しており、食費や住居費、娯楽費など、生活全般にわたる支出の平均や推移がわかります。
この記事では、2024年の家計調査の結果をもとに、日本人の消費支出の現状について解説します。
総世帯の消費支出はいくら?
2024年の総世帯(平均世帯人員2.17人、世帯主の平均年齢59.8歳)の消費支出は、1世帯あたり1ヶ月平均25万929円であることが分かっています。
この数字は前年に比べると名目1.5%増加していました。
ただし、実質増減率を見ると1.6%減少しており、2年連続で減少しているという結果になっています。
なお、実収入に関しては総世帯の中でも勤労者世帯で1世帯あたり1ヶ月平均54万2,886円となり、前年と比べて名目で3.9%、実質0.7%増加していることが分かっています。
【総世帯】品目別の支出金額
家計調査では各品目別の消費支出を見ることも可能です。
ここでは一部を抜粋し、品目別にどれくらいのお金を使っているのか、その平均値を紹介します。
なお、ここでの数字は年間の平均値÷12ヶ月で、1ヶ月分の平均支出として紹介しています。
・食料品:7万4,186円
・電気代:1万26円
・ガス代:4,108円
・水道代:4,031円
・日用消耗品:2,946円
・衣服代:8,171円
・保健医療費:1万2,764円
・交通費:5,077円
・通信費:9,750円
・教育費:7,294円
・教養・娯楽費:2万6,519円
これらはあくまで平均値となるため、家庭によっては平均値と全く異なっている場合もあるので注意してください。
家計調査のデータなどを参考にしながら家計の予算を立てたい場合には、基礎的支出と選択的支出を把握することも大切です。
基礎的支出は生活必需品を指し、選択的支出は飲酒代や宿泊料、娯楽費などが挙げられます。
2024年の家計調査では、基礎的支出が1ヶ月あたり平均で14万9,470円(59.6%)、選択的支出が1ヶ月あたり平均10万1,458円(40.4%)となっています。
基礎的支出は生活を維持するのに必要な支出となるため、まずは選択的支出から削減できるところはないか見直してみましょう。
今回は2024年の家計調査の結果を紹介してきました。
家計調査の平均値を把握することで、自分の家計と比較したり、今後の支出バランスを見直したりする参考になるでしょう。
消費の動きを理解することは、無理のない家計管理や将来の資産形成につながる第一歩です。
データを暮らしに活かし、より安心で計画的なお金の使い方を意識してみてください。









