上司や目上の方、日頃から良くしてもらっている人からお歳暮が届くという方は多いでしょう。
お歳暮にお返しが必要なのか、またどのくらいの相場のものを返せばいいのかなどマナーを知らない人は少なくないはず。
社会人として恥をかかないためにも、ここでお歳暮のマナーや相場を学んでいきましょう。
お歳暮をお返しする時のマナー
お歳暮のお返しは基本的にお礼状のみでいいと言われていますが、目上の方から貰った場合はお返しが必要です。
まずはお歳暮をお返しする時の基本的なマナーから見ていきましょう。
・お礼状
お歳暮のお礼状はなるべき早めに返すようにしましょう。
お歳暮のお礼、日頃のお礼、置いての健康への気遣いの三つの要素が一般的です。
来年以降のお歳暮を断る場合は、やんわりと間接的に本文にその旨を書きましょう。
・熨斗
熨斗の表書きにも作法があり、12月20日までは「御歳暮」、年始~1月7日「御年賀」、それ以降「寒中卸司」と書きます。
また、来年からお歳暮を断りたい場合は「御礼」と書きます。
・お返しの相場
お返しのギフトの相場は相手が送ってきたものと同等額か、それより少し少ない額のものを送るのがベストとされています。
相手よりも明らかに高額な場合は、「来年からはいらない」という意味です。
また、相手の気分を害す可能性もあるので、金額には気を付けましょう。
お返しで喜ばれるものとは?
どうせ返すなら喜ばれるものを送りたいですよね?
3000~5000円がお歳暮の相場となるので、予算別にお返しにおすすめのギフトをご紹介します。
・3000円代
3000円代の場合、焼き菓子やお茶類がおすすめです。
御歳暮で送る場合は直近に年末年始が迫っていますので、年末やお正月にお客様や、帰省した家族をもてなす時にお菓子を活用してもらえます。
冬の時期ということもあり、温かいお茶は時期的に重宝されるでしょう。
お客さんの多い時期ですのでお客さんに出すこともできるので、無難に喜ばれるギフトです。
・5000円代
5000円代の場合、オシャレな生活雑貨がおすすめです。
年の瀬が直近に迫っているので、掃除グッズは年末の大掃除に使え、新年から気分を変えて新調したい人にも喜ばれるでしょう。
家族やお客さんが集まるころなので、食べ物のギフトもおすすめです。
5000円クラスになるとちょっとリッチなギフトセットなどを送ることができます。
相手の好みが分からない場合は、全国のお取り寄せグルメを乗せたカタログギフトを送ると好きなものを選んでもらえるので便利です。
お歳暮は日本ならではのおもてなし文化です。
相手のことを考えて、ものを送るって素敵なことですよね!
マナーを理解し、一年の締めくくりに相手を笑顔にできるようなプレゼントをお歳暮で送ってみましょう。