リラクゼーションやマッサージは、リラックスしたいときや疲れた時に利用したいと思いますよね。
最近では、リラクゼーションセラピストという職種もあり、セラピストを目指す方も多いですが、リラクゼーションとマッサージの違いをご存知の方は少ないかと思われます。
今回は、リラクゼーションとマッサージの基本的な違いについてご紹介していきましょう。
目的の違い
リラクゼーションとマッサージの違いとして、まず挙げられるのが目的の違いです。
リラクゼーションとは、お客様に対して「癒し」を提供するサービスのことを指します。
サロンによって、アロマオイルを使用したり、足つぼを行ったりと手法は様々です。
あくまでも、「癒し」の提供であり「治療」ではありません。
カラーセラピーやオーラソーマを取り入れたり、アロマオイルのオイルトリートメントも全てリラクゼーションと言えるでしょう。
マッサージは、お客様の訴える症状に対しての「施術」を行います。
按摩マッサージを例に挙げてみましょう。
按摩マッサージとは、身体を押したり揉んだりさするマッサージの技法で、按摩マッサージを行うためには国家資格である「按摩マッサージ指圧師」という免許が必要です。
国家資格を持たずに行ってしまうと、違法となってしまうため注意しましょう。
「マッサージ」という言葉を使えるか使えないか
リラクゼーションを行うサロンでは、「マッサージ」という言葉を使わないことはご存知でしょうか?
前述していますが、リラクゼーションはあくまでも「癒しを提供する」ことであり、リラクゼーションを行うにあたって「このような症状が改善します」などといったことは言えないのです。
リラクゼーションは、施術ではないことを明確にしなくてはなりません。
もし、独立開業するのであれば、資格を持っていなければ「マッサージ」という言葉を安易に看板やHPなどでも使用してはいけないので注意してください。
リラクゼーションとマッサージは、施術に関しては似ていますが、「癒し」か「施術」、国家資格が必要か否かと意外と違うことを知らなかった方も多かったのではないでしょうか?
この2つの違いを知った上で、自分のやりたいことを考えてみてください。
転職するのであれば、日々の仕事をしながらとなると資格を必要としないリラクゼーションセラピストを最初は志す方も多いです。
国家資格となると専門学校などに通う必要があるため、一度セラピストになってから考えてみても良いのではないでしょうか。