日本の芸能界では、不祥事やお騒がせ発言で表舞台から消えるタレントがいます。
たった一言、たった1つの過ちで、これまでのキャリアを全て失ってしまうこともあるでしょう。
海外の芸能人でも、不祥事や炎上騒動によってテレビ・映画の仕事がなくなってしまう人は多いと言います。
今回は、海外の「干されたタレント」について調べてみました。
「干される」ってアメリカでは何て言うの?スラングはある?
日本語では、事件を起こしたり、トラブルに関わったりしたタレントがメディアに出なくなると「干された」と表現しますよね。
アメリカでは、「Cancelled」というスラングが使われています。
これは「もう終わり」ということを表現する言葉で、業界でのキャリアが終了し、タレント生命が絶たれることを表す俗語として使われるようになりました。
良い人発言をしたつもりが・・・人種差別を暴露される
日本でも大ヒットしたテレビドラマ「glee」。
主役を務めた女優で歌手のリア・ミシェルは、番組が終了した後も人気がありました。
2020年に黒人差別に対する抗議運動が拡大すると、リアは「人種差別をなくさなければ」とTwitterで発信します。
人気者の発言は多くの人の心を動かしますが、彼女の場合は自分のキャリアを「Cancelled」させてしまうきっかけにしてしまいました。
「glee」の共演女優サマンサ・ウェアは、リアのツイートを引用する形で「リアが自分を差別した」と告白。
さらに同じ番組に共演していた別の黒人俳優たちも、サマンサの主張に同調するコメントを投稿しました。
リアは差別をしたつもりはないと反論した上で、「無自覚のうちに苦痛を与えてしまったことをお詫びしたい」とInstagramへの投稿で謝罪しています。
しかし素直に差別を認めたわけではなかったことに批判が殺到し、ブランドからも広告塔の契約を打ち切られてしまいました。
人気司会者も・・・ゲストからの告白で大炎上
人気コメディアンのエレン・デジェネレスは、ゲストを軽快なトークで楽しませ、観客を盛り上げる名司会者でした。
しかし2020年、彼女の冠番組「ellen」にLGBTQコミュニティの代表を務めるYoutuberニッキー・デ・ジャガーが登場した時、エレンの本性が出たようです。
ニッキーは別のトーク番組で「エレンの番組のゲストは皆、専用のトイレがもらえると聞いていたが、自分には用意されていなかった」と暴露します。
さらに「エレンに冷たくされた」「撮影前に挨拶もなかった」と発言しました。
エレンに対する批判はニッキーだけでなく、番組のスタッフからも寄せられたため、大きなイメージダウンとなってしまいます。
数々のセレブがエレンの番組への出演を拒否する事態にもなり、番組の存続さえ危ぶまれました。
今までのキャリアが大きければ大きいほど、失うものも大きいでしょう。
人気者で居続けるためには、言動にも人一倍気をつけなければなりませんね。