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セックスレスは別れの原因?それとも愛の形のひとつ?

恋人や夫婦の関係において「セックスレス」は、関係の危機を象徴する言葉として語られがちです。
日本性科学会によるとセックスレスとは、1か月以上性交渉がない状態を指し、多くのカップルがこの問題に直面しています。
しかしセックスがない関係はすぐに「失敗」と見なされるのでしょうか?
それとも、セックスの有無にかかわらず続いていく愛の形もあるのでしょうか?

 

セックスの役割は時と共に変化する

恋愛初期の情熱的な時期は身体的なつながりが愛情の中心になることが多いでしょう。
しかし時間が経つにつれて生活環境や年齢、体調、仕事や育児などの影響により、性欲に変化が生じるのは自然なことです。
このような変化は「冷めた」と言えるものではなく、愛情の表現方法が変わった結果かもしれません。
たとえば、スキンシップや会話、日常の気配りが「愛の証」になっているカップルも多くいます。
つまり、セックスの有無だけで関係を評価するのは一面的であるとも言えるのです。
性のかたちは一様ではなく、それぞれの関係に合ったペースやスタイルが存在します。
また、性生活に対する関心や優先順位も、人生のステージごとに変わっていくものです。

セックスレスが問題となるとき

一方で、セックスレスが片方にとって強い不満や孤独感の原因になっている場合、それは関係性に亀裂を生じさせる可能性があります。
問題はセックスの有無そのものではなく、「お互いの欲求や価値観にズレがあるのに、それを話し合えていない」ことにあります。
重要なのは「セックスがないこと」を問題視する前に、「なぜそれが気になるのか」「相手とどういうつながり方を求めているのか」を丁寧に掘り下げ、対話することです。
セックスという行為そのものではなく、「つながりたい」という思いが根底にある場合も多いのです。
話し合いの中で解決策が見つかることもあれば、違いを認め合いながら折り合いをつける道もあるでしょう。
大切なのは、沈黙せずに向き合う姿勢です。

愛のかたちは人それぞれ

現代では「アセクシュアル(無性愛)」や「ロマンティックな愛はあっても性欲はない」という価値観も認知されつつあります。
つまり、セックスレスであっても、互いが納得し、心地よく過ごせていれば、それは立派な「愛のかたち」なのです。
大切なのは「一般的にこうあるべき」という枠に縛られるのではなく、自分たちにとって幸せな関係とは何かを、二人で定義し直すこと。
セックスのある・なしを超えた、関係の本質に向き合うことで、より深いパートナーシップが築けるかもしれません。
そして何より、「セックスがない=愛がない」という短絡的な結論ではなく、自分たちなりの愛の形を探し、育てていく視点が求められています。
答えは一つではなく、関係の数だけあるのです。

 

セックスレスは一概に関係の破綻と結びつけられるものではなく、長期的な関係においては愛情表現のかたちが変化することも自然なことです。
大切なのはセックスの有無そのものではなく、お互いの価値観や欲求を尊重し合い、対話を重ねること。
そして、世間の「普通」や固定観念に縛られず、自分たちなりの心地よい関係性を見つけていく姿勢です。
愛の形は人それぞれ。
セックスのある・なしにかかわらず、互いにとって満たされる関係を築くことが、長く続くパートナーシップの鍵と言えるでしょう。

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