地域の名産品がお得にゲットできると話題の「ふるさと納税」。
自治体に寄付することで返礼品がもらえるという制度ですが、みなさんは使ったことがありますか?
最近は食べ物やタオルなどのグッズだけでなく、NFTが返礼品として登場し注目されています。
今回はふるさと納税で受け取れるNFTの返礼品について調べてみました。
アートが返礼品に!北海道で日本初の試み
日本初のNFT返礼品として、北海道の取り組みが注目されています。
上士幌町では、2021年12月に行われたドローンショーの映像をNFTアートとして作成。
ふるさと納税の返礼品として提供しました。
寄付金額は435万円と高額で、映像自体は8分程度しかありません。
また、ふるさと納税のルールにより転売もできないため、なかなか寄付者が現れないようです。
ただ限定品としての価値は十分あり、今後イベントを企画する事業者などから申し込みがあるかもしれませんね。
余市町からは、イラストのNFT返礼品が登場しました。
イラストレーターが作成したもので、余市町の名産品ワインが入ったグラスを持つ女性、ワインの樽が描かれています。
こちらも12万円と高額ですが、すでに寄付者が現れNFTが譲渡されました。
豚のオーナーになれるNFT?長崎県の返礼品
長崎県佐世保市の返礼品は、放牧されている豚のオーナー権です。
これをNFT化し、5万円以上の寄付の返礼品として提供しています。
寄付者はオーナー権を付与したかわいいイラスト入りのNFTを受け取れて、さらにその豚が成長するとロース・バラなどの部位から2種類以上を送ってもらえるそうです。
子豚のオーナーになったり、見守ってきた豚のお肉を食べたり、他ではなかなかできない体験ができるでしょう。
ふるさとCNPが登場!リリース直後に完売
NFT界で有名なCNPと、ふるさと納税のタッグが生まれました。
「ふるさとCNP」は、CryptoNinja Partners(CNP)というNFTコレクションを自治体のイメージとコラボさせたものです。
先ほどご紹介した北海道の余市町から、222種類のNFT返礼品が登場しています。
CNPのキャラクターが余市町の風景や名産品と一緒に描かれており、3万円の寄付と引き換えに譲渡されました。
発売後数分で完売し、大成功を収めています。
他にも大阪や京都、福井の自治体でもふるさとCNPが発行され、どれも人気となりました。
名産品の購入権や特別な体験ができる保有者特典も付いており、魅力的なプロジェクトです。
ふるさと納税で海産物や果物をもらうのも嬉しいですが、特別なNFTをゲットできるのも面白そうですね。
気になる人は、ふるさと納税サイトなどで「NFT」と検索してみましょう。